新緑の上高地に島々から徳本峠を超えて (1)
day1 島々宿~徳本峠テント泊 2019年6月3日
今年初の山旅 梅雨入りする前にどこか行きたい いろいろ考えて
新緑真っ盛りの上高地でテント泊しよう もちろんそれだけじゃ時間持て余すので
どこかの山にも登る どこ登ろうか3000m級はまだ冬装備だし
ちょうど私が行く日の前日6月の1週目の週末は
前からテレビやブログで見て行ってみたかった 徳本峠越えのクラシックルートを
たどって行くことにした
出発します
ここから徳本峠まで16キロ 標高差1400メートル 長い道のりだ
桜並木を歩いて行く 上条嘉門次さんが住んでた家もこの中にあるんでしょうね
ゲートがありました くさりは巻いてあるだけなので外して通ります
ちゃんと元に戻しましたよ
まずは二股をめざします ヤマケイの地図でコースタイム2時間
二股までは車も通れる林道歩き 天気もいいです
石碑が 鳥獣供養って書いてありますね
島々谷川に沿って道路が続いてる 水量もけっこうある
変電設備って書いてありました どんどん進みますしばらくすると
こ、これは・・ 男性のシンボルのご神体が祭られてる
子宝祈願のためのものですかね
アップで あまりに立派なので手振れしましたw
大きな砂防ダム 流れが平坦なのでこれで村の土石流が守られるのかな
ここは開けていて島々谷がよく見渡せる
またゲートが
三木氏奥方の石碑 大きいです
こんなとこにトンネルが 発電所か何かに行くために作られたのかな
熊でも出てきそうなので近づかなかった・・
二股に到着 さっきのトンネルはこの設備ためのものですね
名前通り北沢と南沢が合流してる所で水量も多いから発電してるんでしょうね
ここまでけっこう長かった 林道歩きは飽きる!
去年の新穂高温泉から小池新道までのも嫌だったけど それより長いんじゃ・・
トイレもきれいでした
新緑が気持ちいい
疲れたのでしばらく休憩
今回2泊目は小梨平なので最小装備で
次は岩魚留小屋までコースタイム3時間
ここから本格的な登山道になります
とはいっても岩魚留まではほとんど平坦な土が踏み固めらた歩きやすい道です
多少の登り下りがあるぐらい
二股からすこし歩いたとこ ここにはお墓が 合掌
一本目の橋 ここから沢を渡るための橋が何回も出てくる
なかなか立派な橋だね
こんな沢沿いの道をどんどん歩いていく 聞こえるのは沢の音と鳥の鳴き声だけ
天気も良くて 木漏れ日が気持ちいい
次は戻り橋
いろんなものが見れて飽きないなあ 看板も立派だし・・
登山道はだいたいこんな感じですごく歩きやすい
中間ベンチ ここで一休み
次は
ここからだとどれが離れ岩かわからない
この橋の上から見ると
巨大な岩が二つ見える これのことですね
日が高くなって明るくなってきた こんな沢沿いの美しい道を
歩けてほんとに楽しい 今日はまだ誰ともすれ違ってない
ちょっと熊と遭遇しないか心配になった
ちょっとしたゴルジュ 増水しても歩けるように木道と橋が架けられてる
しっかり作られてる
そしてしばらくすると
日当たりのよい ちょっと開けたとこに
岩魚留小屋に到着!
このレトロな雰囲気が何とも言えない・・
どれぐらい営業してないんだろう
縁側でゆっくりと休憩します 早く着きすぎてもやる事ないからね
天気もいいし気温もちょうどよくこの自然を満喫しなくては
せっかく山にきて休憩もしないで速く歩いたって何しにきたのかわからんじゃない
新緑がまぶしい
徳本峠までまだ900メートル登るんだね
さて ゆっくり休憩したので出発です
次は目標は湧き水が出てる 力水までコースタイム1時間40分
ここからはいままでとは違いって勾配がきつくなります
沢の流れも急になり すぐ近くだと熊鈴の音もかき消され役に立たないぐらい
もってないけど
それから写真が全く撮れてなかった けっこう撮ったつもりなんだけど
そういえばシャッター押したとき違和感があったからカメラの調子が悪かったのかも
途中下山してくる女性に2回会いました 昨日徳本峠に泊まったのでしょう
ずっとひとりで心細かった安心したw それからこの先熊の心配がなくなったよ
お昼も過ぎて気温もだいぶ上がって暑い中 何度か橋を渡り
沢で顔を洗ったり 岩に腰掛けて涼んだりしながら気持ちよく歩く
そして沢もだんだん細くなって最後の橋を渡り別方向に高度を上げて
沢の音もしなくなってきたころやっと力水に着いた
ここでザックを下ろして休憩 とにかく暑い
ペットボトルに水を汲んで飲みます 冷たくて美味い!!
なんだろう とにかくうまい 暑くて喉が渇いてたのもあるけど
水をこんなに美味しいと思っとことはあまりない
重たくなるから小屋で買うつもりだったけど プラティパスに2リットル汲んだ
ここまでくると沢から離れてけっこう登ったとこなので
沢の音もあまり聞こえない
さあ 最後九十九折の道を峠まで登りつめます
これがきつかった・・ 急登ってほどでもないけれど
いままでの疲れがきたのか 足がすすまない
しかも南斜面で日を遮るものがまったくないので 大汗かきながら
時折足をとめて立ち止まりしながらもくもくと登る
道自体はざれたり岩や段差もなくて非常に歩きやすいんだけど
疲れと暑さにやられましたw
ニリンソウの群生してるとこがけっこうあって励まされた
そして到着 やっとついた~ 人がいないw
ベンチに座って休憩 動きたくない・・
力水から1時間20分ってなってたけど55分ほどで着いた 力水のおかげだ
登ってきた島々方面 良い雰囲気ですね
島々を7時ぐらいに出て午後2時ちょっと前に着いたから
実際のコースタイムはそんなにないのかな 休憩は1時間以上してるし
テント泊の受付します
テント場はあまり広くはないかな
奥の一段下がったとこにする 風よけになるし
雪がなければこちらにも設営できるみたい
設営完了 フラットでいい場所 ペグは刺さります 大きな石は見当たらなかったから
持ってきてよかった
段になってるとこにシート敷いて座れて楽ちん
この日テント泊は私一人だけで ボッチテントで不安な夜を過ごすことにw
あとは小屋泊の人が二人いただけ
トイレはカートリッジ式で匂いもなくきれいです
大正時代からある本館は有形文化財
ウェストンさんも11回ここを超えて上高地入ってたらしい
今日私も同じ道をここまで来れて感慨深いです
最後に
島々からの登山道は人が通らなくなってもっと荒れてるイメージが強かったのですが
ぜんぜん違いました
土が踏まれて固められた道がほとんどで とても歩きやすくて足にやさしい
多少崩れたとこもあったけど 危ないってほどでもないし
多くある橋は整備されてて安全に渡れた 痛んで危ない橋は今回ひとつもなかった
整備されてる方に 感謝の念を
天候にも恵まれ島々谷の大自然の中の沢沿いの道は気持ちよくて楽しかった
もっと多くの人にこの道を歩いてもらいたい そう思いました
二股までの林道歩きがなければなおさら良いw
2日目に続く